セブン-イレブン・ジャパンは2月12日、国内のコンビニエンスストアとしては初めて水素ステーションを併設した店舗を東京都大田区と愛知県刈谷市でオープンした。
「セブン-イレブン大田区池上8丁目店」と「同 刈谷一里山町店」の2店舗で、岩谷産業が建設・運営する水素ステーションを併設する。
水素ステーションは次世代エコカーの本命といわれる燃料電池車(FCV)に水素を供給する設備で、岩谷産業は全国20ヵ所で建設中。トヨタ自動車が2014年12月に市販を開始したFCV「ミライ」は生産が追いつかないほどの人気で、ホンダも今年、初の量産型FCVを売り出す予定。日本エネルギー経済研究所は水素・燃料電池関連の市場が30年に1兆円程度の規模になると予測している。
今回オープンしたセブンイレブン2店舗では、燃料電池も設置し、店舗の使用電力の一部をまかなう実証実験を行う。