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【家計調査】 12月の消費支出は4.4%減、4ヵ月連続のマイナス

 総務省が発表した2015年12月の家計調査によると、2人以上の世帯の消費支出は1世帯当たり31万8254円で、物価変動の影響を除いた実質ベースで前年同月比4.4%の減少だった。マイナスは4ヵ月連続。15年1~12月で見ると、プラスとなったのは5月と8月のみで、他の月はすべてマイナスだった。

 

 12月は暖冬だったことから、エアコン(39.8%減)やストーブ・温風ヒーター(46.5%減)などの暖房器具や婦人用コート(28.0%減)、マフラー・スカーフ(27.4%減)などの冬物衣料への出費が減った。電気代(7.4%減)や灯油(24.4%減)など光熱費関連も減少した。

 

 逆に、アイスクリーム・シャーベット(24.6%増)や飲料(5.1%増)への支出は増えた。10大費目別で食料は0.1%増とわずかながら増え、2ヵ月ぶりの増加となった。

 

 勤労者(サラリーマン)世帯の1世帯当たりの実収入は90万229円で実質2.9%減、4ヵ月連続のマイナスだった。世帯主の定期収入は1.6%減で5ヵ月連続の減少、臨時収入・賞与も3.5%減だった。