食品スーパー大手のバロー(岐阜県多治見市)は故・伊藤喜美名誉会長の「お別れの会」を9月7日、名古屋市内の「ウェスティンナゴヤキャッスル」で開く。問い合わせ先は、同社管理本部(電話:0572-20-0801)。
伊藤氏は7月7日に93歳で亡くなった。通夜・告別式は近親者のみで執り行った。
伊藤氏は終戦直後の1945年10月に家業の食料品店、マルイ商店を引き継ぎ、58年に食品スーパー1号店を開いた。74年に「主婦の店」から「バロー」に社名変更、その後、ドラッグストアの中部薬品を設立、ホームセンターやペットショップを展開するなど多角化を進めながら、現在では年商5000億円に迫るグループの礎を築いた。
94年には社長を娘婿の田代正美氏に譲り、会長に就任、恵那商工会議所会頭や岐阜県経済同友会筆頭代表幹事を務めるなど財界活動に取り組んだ。