高島屋はポイントカードの入会申し込みや変更手続きの際の申込書の記入をなくし、タブレット端末で手続きができるシステムを導入した。
タブレット端末は手書きの認識機能を搭載しており、申込者が専用ペンを使ってタブレット画面上に必要事項を記入する。高島屋側は申込書の情報をシステムに入力する手間を省ける。従来は顧客情報システムとのデータ連携に約1週間かかっていたが、新システムでは翌日に可能となる。
高島屋は日本橋店(東京都中央区)で新システムの運用を開始、今後、全国の各店舗に広げていく予定だ。
新システムは富士通が開発した。インターネットを使わず、携帯電話の通信方式であるLTEのネットワークでシステムを構築することで、外部へのデータ漏れを防ぐセキュリティ対策を施した。