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【清涼飲料】 15年の市場規模は0.1%減の見込み

 富士経済の調べによると、2015年の国内の清涼飲料市場規模は前年比0.1%減の4兆9726億円となりそうだ。

 

 14年は消費増税に加えて、夏場の天候不順が追い打ちとなり清涼飲料市場は1.5%減の4兆9790億円と低迷したが、今年4月までの状況を踏まえた予測では今年もさらに微減となる見通しだ。

 

 主なカテゴリー別では、炭酸飲料が昨夏の落ち込みの反動もあって0.5%増の5557億円、ドリンクヨーグルトの好調などで乳性飲料が1.7%増の1兆1369億円、エナジードリンクがけん引する機能性飲料が0.9%増の5704億円と規模を伸ばしそう。

 

 一方で、果汁・野菜飲料(2.5%減)、コンビニエンスストアのカウンターコーヒーに押される缶コーヒーなど嗜好飲料(1.5%減)、メーカーによるブランド集約が進んでいる無糖茶飲料(0.2%減)は市場縮小傾向が続く見通しだ。