スポーツ用品大手のアルペンは2024年初頭、愛知県大口町に自社最大規模の物流拠点「大口ディストリビューションセンター(DC)」を稼働させる。大型DCの稼働により、物流の効率化と店舗への商品供給の迅速化を図る。
大口DCの延床面積は4万3000㎡で、アパレルとシューズの保管・仕分け・発送を同DCに集約する。村田機械(京都市)の自動倉庫システムやベルトコンベア型の仕分け装置など最新のマテハン機器を導入。従来は手作業で行っていたピッキング、仕分けなどの作業を自動化し、大幅な省力化と供給リードタイムの短縮化を実現することを見込む。
アルペンは物流改革の第1弾として、フィットネス用品などの小物カテゴリーとキャンプ用品などの大物カテゴリーを扱う物流拠点「小牧DC」(愛知県小牧市)を21年に稼働させた。
第2弾となる大口DCの稼働で、需要が増加するEコマースへの対応力も上がる見込みだ。