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【三越伊勢丹】 東急百貨店との業務提携を解消

 三越伊勢丹ホールディングス子会社の三越伊勢丹は3月9日、東京急行電鉄および東急百貨店との業務提携を3月末で解消すると発表した。

 提携を結んでから8年が経過し、両グループを取り巻く経営環境が大きく変化したためという。提携は百貨店事業に限定したものだが、それを解消する一方で今後、営業面の連携など幅広い分野を対象にした協力関係は維持する方針。

 旧伊勢丹は2007年3月に提携を結んだ東急百貨店に専務と常務を派遣、営業や仕入れなどのノウハウを提供すると共に、情報システムや顧客管理システムの導入を計画していた。伊勢丹はその後、08年4月に旧三越と経営統合したが、東急百貨店との提携を維持、10年1月には伊勢丹の代表取締役専務だった二橋千裕氏を社長として送り込んだ。二橋氏は現在も三越伊勢丹HDの専務執行役員を兼務している。