ローソンは3月24日、玉塚元一COO(最高執行責任者、51歳)が5月1日付で社長に就任すると発表した。新浪剛史CEO(最高経営責任者、55歳)は同日付で代表権のある会長に就くが、5月27日開催予定の株主総会後に代表権が外れ、取締役会長となる。
ローソンの筆頭株主である三菱商事出身の新浪氏は、2002年5月に当時43歳の若さで社長に就任、12年に渡って経営の陣頭指揮を執り、13年2月期まで10期連続での営業増益を達成するなど、コンビニエンスストア業界でナンバーツーの地位を固めた。
一方、玉塚氏は旭硝子などを経て、ファーストリテイリングに入社、一時は創業者の柳井正氏から社長を任されたが、その後、退社して企業再生のリヴァンプを設立、外食産業の立て直しを手がけるなどした後、10年11月にローソン顧問、11年3月に副社長、13年5月に代表権のあるCOOとなった。
三菱商事は社長業務秘書の竹増貞信氏(44歳)を5月1日付で代表権のある副社長としてローソンに派遣する。