米ウォルマート・ストアーズが発表した2014年1月期の業績は、売上高に当たる営業収益が前期比1.6%増の4762億ドル、営業利益が3.1%減の268億ドルと増収減益だった。
主力の米国事業の既存店売上高が0.6%の減収と苦戦したほか、成長の牽引車だった国際事業の売上高(全店ベース)も1.3%増と伸び悩んだ。一方で、全社ベースでの販売管理費が3.1%増と売上げの伸びを上回り、減益となった。純利益も5.7%減の160億ドルと減益だった。
セグメント別の営業利益は、米国事業が4.0%増の223億ドル、会員制倉庫店のサムズクラブ事業が0.8%増の19億ドルだったのに対し、国際事業が17.6%減の54億ドルと足を引っ張った。売上げの減速と価格競争力強化のための投資、Eコマース事業への投資負担などに加えて、ドル高傾向が国際事業の利益を圧迫した。