ヤマダ電機は10月15日、2013年4~9月期連結業績の下方修正を発表、売上高は前年同期比11.3%増の8970億円、経常利益は77.9%減の55億円となった。売上高は従来予想を330億円、経常利益は127億円下回った。
ベスト電器を昨年12月に子会社化した効果で売上高は伸びたが、インターネット通販などとの競争が激しく粗利益率が低下、大幅な減益につながった。住宅関連事業を強化するための先行投資も利益を圧迫した。
また、中国での店舗閉鎖に伴い特別損失を計上したことなどから最終損益は42億円の赤字(前年同期は139億円の黒字)となった。従来予想では49億円の黒字を見込んでいた。
上期の業績不振を受けて14年3月期の業績予想も引き下げた。売上高は従来予想より520億円少ない1兆8890億円(前期比11.0%増)、経常利益は152億円少ない400億円(16.5%減)となる見通しだ。