イズミヤ(大阪市)が発表した2013年2月期の連結業績は、売上高に当たる営業収益が前期比2.1%減の3442億円、営業利益が18.6%減の34億円、純利益は17.9%減の5億円だった。
2年ぶりの新店となるデイリーカナート天六樋之口店(大阪府)など食品スーパー3店舗を出店したが、既存店売上高が3.1%減と振るわなかった。客単価は0.2%増えたものの、客数が3.3%落ち込んだ。前期の震災特需がなくなったことも、減益要因となった。
14年2月期については、要冷センターを改修して9月に稼働させるほか、食品プロセスセンターも秋以降に順次稼働、また総菜の新工場を7月に稼働させるなど一連の「ロジスティクス改革」で店舗運営効率が高まることなどから、営業利益は7.5%増の37億円を見込む。
既存店売上高は1.2%減の計画だが、5店舗の新設効果などで営業収益は1.7%増の3500億円となる見通し。