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イオン、構造改革の総仕上げで、デベ事業統合とREIT立ち上げ

 イオンはグループ構造改革の総仕上げの一環として、デベロッパー事業の集約を図る。モール型ショッピングセンター(SC)の開発・運営はデベロッパー専業のイオンモールのほか、GMS(総合スーパー)の中核企業であるイオンリテールも行っているが、イオンリテールのデベロッパー事業は段階的にイオンモールに集約させる。

 2007年にイオンモールと旧ダイヤモンドシティを合併した際には、本部機能や販促の統一などで約70億円の統合効果があったが、イオンリテールのデベロッパー事業をイオンモールに集約すれば「それ以上の効果を期待できる」(森美樹副社長)という。

 また、デベロッパー事業における資金調達手段を多様化するために、自ら不動産投資信託(REIT)を立ち上げる計画も明らかにした。モール型SCをREITに売却することで早期に投資資金を回収、負債と資産を圧縮する。

 これらの改革は現在進行中の中期経営計画の最終年度である2013年度中に達成する予定だ。