カルフールは6月1日からフランス国内のハイパーマーケット全220店舗で、オーガニック食品の最低価格保証を始めた。有機栽培の原材料を使った乳製品、フルーツジュース、コーヒー、シリアルなど購買頻度の高い100品目を対象とする。
フランスでは昨年、全人口の4割が月に1度はオーガニック食品を消費したとされるなど人気が高まっている。一方で、政府債務危機の影響などにより景気は低迷していることから、最低価格保証で客数を増やすことを狙う。
カルフールの店舗から半径15キロメートル以内の競合店で該当商品が安く売られていた場合、差額の2倍を返金する。
同社は低迷するハイパーマーケット業態の立て直し策として、加工食品500品目でも最低価格保証を行っている。