日本航空（JAL）と空港売店・免税店などを運営するJALUXは5月19日、JALの航空物流網とJALUXの仕入・卸のノウハウを生かし、新鮮な食材の産地直送の取り組みを拡大すると発表した。
第1弾として、北海道オホーツク産の「一度も冷凍しない生ホタテ」を首都圏の食品スーパーなどで6月3日から12月下旬まで販売する。
JALはこれまで、各地の支店などを通じて地元生産者とのネットワークを築き、全国の食材や銘品の催事販売を百貨店と連携して行ってきた。一方、JALUXは、百貨店向けに贈答用食品の卸売りを行っているが、コロナ禍でも客足が堅調な食品スーパー市場の開拓に取り組んでいる。両社が連携することで、高品質で鮮度のいい食材・食品を首都圏の小売店舗に一定期間、安定供給する。
第1弾の生ホタテは、北海道の常呂漁港で水揚げされたホタテを冷凍せずにそのまま梱包し、女満別空港から空輸、店頭に並べる。