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サークルKサンクス、ドラッグストアのココカラファインと業務提携

 コンビニエンスストアのサークルKサンクスは12月21日、「セイジョー」「セガミ」などの店名でドラッグストアを展開する業界大手のココカラファインホールディングスと業務提携すると発表した。

 コンビニとドラッグストアを融合した新業態「ヘルスケアコンビニ(仮称)」の開発を目指すほか、プライベートブランド(PB)商品の共同開発などを行う。新業態については2010年度をめどに実験を開始する。実験は「セイジョー」の店舗から開始し、本格展開に当たっては「セガミ」の店舗も対象に加えるほか、ココカラファインと業務提携しているドラッグストアへの展開も目指す。

 ココカラファインは現在、ドラッグイレブン(福岡県)、金光薬品(岡山県)、コダマ(新潟県)と業務提携を結んでいる。PB開発は、主に日用品、化粧品、健康食品などのカテゴリーにおいて共同で取り組む。そのほか、調剤薬局への「ミニコンビニ」の出店、コンビニ店内への「ミニドラッグ」の出店なども検討する。

 サークルKサンクスは業界4位で、6203店舗(09年11月末現在、エリアフランチャイズを含む)を展開、ココカラファインは08年4月に関西地盤のセガミメディクスと首都圏地盤のセイジョーの共同持株会社として発足、09年3月末の連結売上高は1701億円で店舗数は656店舗(9月末現在)となっている。

 コンビニ業界ではローソンがドラッグストア最大手のマツモトキヨシホールディングスと09年8月に業務提携を結んでいる。また、セブン&アイ・ホールディングスは08年8月にアインファーマシーズと資本・業務提携、09年6月に合弁会社セブンヘルスケアを設立した。

 一方、イオンは傘下のミニストップがグループのドラッグストア、ウエルシア関東(グローウェルホールディングス子会社)、タキヤと共同でコンビニ・ドラッグ融合型店舗の開発に乗り出している。