カジュアル衣料チェーン大手の米ギャップの日本子会社、ギャップジャパンは3月3日、東京・銀座の晴海通り沿いに国内最大規模の売り場面積を持つ旗艦店「Gapフラッグシップ銀座」をオープンした。
店舗は地上1~4階の4層構造で、売り場面積は1435平方メートル。1~2階が婦人服、3階が紳士服、4階がベビー・子供服の売り場となっている。場所は数寄屋橋交差点からも近い1等地で、近隣にはエルメスなど高級ブランド店が建ち並ぶほか、ユニクロやH&M、ZARA(ザラ)などライバルとなるカジュアル衣料チェーンも大型店を出している。
ギャップは1995年に日本で1号店をオープン、現在、ギャップ業態を約130店舗展開するほか、高価格帯の「バナナ・リパブリック」を約30店舗出店している。
米ウォールストリート・ジャーナルなどの報道によると、低価格帯ブランド「オールド・ネイビー」についても近々、日本での展開をスタートさせるようだ。日本を含むアジア・パシフィック地域の総責任者、ジョン・アーマティンガー氏は同紙のインタビューで「日本で展開するかどうかではなく、いつ始めるかの問題だ」と語っている。米国ではオールド・ネイビー業態が会社全体の成長を支えている。