コンビニエンスストア各社の4月の既存店売上高は、東日本大震災の影響による一部商品の供給不足などが影響し、前年割れとなる企業もあった。3月は飲料水や保存食品などのまとめ買い特需で各社軒並み2ケタ増を記録したが、その反動も出た格好だ。
4月の既存店売上高はローソンが2.6%減、ファミリーマートが1.9%減、サークルKサンクスは0.5%減で、いずれもマイナスとなった。ローソンは客単価の減少(既存店前年比1.7%減)が大きく響いた。
たばこの売上構成比が高いファミリーマートは、日本たばこからの商品供給不足が大きく響いた。
一方で、ミニストップは1.6%増、スリーエフは4.7%増とプラスを維持するなど、まだら模様の結果となった。