紳士服専門店大手の青山商事は4月28日、2010年3月期の連結業績予想を修正した。計画よりスーツの粗利益率が改善したことや経費削減が進んだことなどから、営業利益は昨年11月公表の従来予想に比べて27億円増の147億円(前期比17.3%減)となったようだ。
また、為替予約に関わるデリバティブ評価損が前回予想を約17億円下回る見込みで、経常利益は従来予想比46億円増の134億円(31.6%減)となり、この結果、純利益は従来予想より約23億円増えて約56億円(20.8%減)となった模様。
既存店売上高はほぼ計画通りの7.4%減となったが、売上高は従来予想を8500万円下回る1946億円(5.8%減)と2期連続の減収で、5年ぶりに2000億円の大台を割るのが確実となった。