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【米ホールフーズ】既存店6.7%増収で営業益56%増、第3四半期累計

 米自然食品スーパー最大手のホールフーズ・マーケットが発表した2010年9月期第3四半期累計(09年10月~10年6月)の業績は、既存店売上高が前年同期比6.7%増と好調で営業利益は3億3700万ドル(約293億円)と56.3%の大幅増だった。純利益も70.6%増え1億8800万ドルとなった。既存店売上高は今期に入ってから3四半期連続で増加、4~6月期では8.8%増と2006年以来の高い伸びとなった。07年の住宅バブル崩壊後は精彩を欠いていたホールフーズだが、他の食品スーパーに先駆けて回復軌道に乗ってきた。新店を含む全店ベースでの売上高は11.4%増の69億ドル(約6010億円)だった。

 

 第3四半期末までに今期は15店舗を新設、6月末での店舗数は298店舗となった。第4四半期にも1店舗を出店する計画。

 

 第3四半期までの好結果を受けて同社は通期の業績予想を上方修正、10年9月期の売上高は前期比11.7~11.9%増、既存店ベースでは6.6~6.8%の増収を見込む。抑制していた新規出店も12年9月期からは本格的に増やす計画だ。今のところ11年9月期は17店舗、12年9月期は19店舗の出店が決まっている。