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【ヤフー】タオバオと連携し、日中の商品を相互にネット販売

 ヤフーは6月1日、アリババグループが運営する中国最大のインターネットショッピングサイト「淘宝(タオバオ)」とYahoo! JAPANを連携させ、日中の商品の相互販売を始めた。

 

 Yahoo! JAPAN内に新サイト「Yahoo!チャイナモール」を開設、ファッションやインテリア、家電製品など約5000万点を取り扱う。一方、タオバオ内にも「淘日本(タオジャパン)」が新設され、約800万~1000万点の商品を販売する。

 

 日本の消費者が「Yahoo!チャイナモール」で商品を購入する場合、注文の合計額が1万6666円以下なら免税扱いとなり、それを超えると関税がかかる。送料は個人で手配するよりもかなり割安になるという。サービス開始当初は代引きのみの決済だが、9月をめどにカード決済にも対応する予定。

 

 Yahoo! JAPAN内の通販サイト「Yahoo!ショッピング」に出店している日本の業者にとっては、中国にも販路が広がることになる。中国から注文があった商品も日本国内の倉庫に発送するだけでよく、代金回収リスクや為替リスクも避けられるメリットがある。

 

 タオバオの2009年の流通総額は約3兆円に達し、中国の小売販売額全体の約2%を占めるという。