セブン&アイ・ホールディングスは2月9日~22日まで「イトーヨーカドー北砂店」(東京・江東区)で消費者向けの二酸化炭素(CO2)排出量取引に関する実証実験を行う。
飲料コーナーで販売する紙製容器を使った飲料に排出権量を記載した排出権シールを貼付、消費者が商品購入後に同シールを店内の専用カウンターに返却すると、排出量取引の口座を開設できる。
排出量の情報はシールに記載されたQRコードを携帯電話で読み取ることでわかるほか、貯まった排出量は口座番号とパスワードを使ってパソコンや携帯電話から確認できる。消費者は自分自身のCO2排出のオフセット(相殺)だけでなく、地域の小学校や環境NPO(非営利活動法人)のカーボンオフセットに協力することもできる。
この実証実験は総務省の地球温暖化対策事業の予算を利用して、国立情報学研究所や凸版印刷、ポッカコーポレーションなど6つの企業・団体と共同で実施する。