居酒屋チェーン大手のワタミは、農業関連法人の経営支援を行う日本農業再生パートナーズ(東京都千代田区)に出資すると発表した。日本農業再生パートナーズは、個人経営色が強く経営基盤が弱い農業関連法人に対して、経営面、会計面、法律面での支援を行い、農業の発展を促すことを目的に設立されたもので、ワタミの渡辺美樹会長が発起人の一人となっている。
ワタミは日本農業再生パートナーズが発行する新株200株を200万円で引き受ける。これによってワタミの出資比率は11.4%となる。併せて、ワタミ取締役の木村敏晴氏を役員として派遣する。
ワタミでは、2002年から子会社ワタミファームを通じて農業に進出。グループ店舗で使用する野菜の生産や養鶏、畜産事業を行っている。