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阪急阪神百貨店、京都の「四条河原町阪急」閉鎖、今年秋

 エイチ・ツー・オー(H2O)リテイリング傘下の阪急阪神百貨店は1月28日、京都市の中心部にある「四条河原町阪急」を今年秋をめどに閉鎖すると発表した。同店は1976年の開業、四条河原町の交差点という一等地にあるが、売り場面積が約8900平方メートルと小さく、近隣の高島屋や大丸、京都駅ビルに入居する伊勢丹との競合などから売上高はわずか56億円(2009年3月期)にまで落ち込んでいた。同社は10年3月期第3四半期で減損損失としてすでに5億円を計上しており、連結業績に与える影響はほとんどない。

 阪急阪神百貨店は小型店を含め現在16店(うち阪急百貨店11店、阪神百貨店5店)を展開しているが、11年春には阪急百貨店が新博多駅ビル(福岡市)の核店舗として約4万平方メートルの規模で出店するほか、約600億円をかけて建て替え中の阪急百貨店梅田本店が12年に全面開業する。基幹店舗に経営資源を集中するために、不振の四条河原町阪急の閉鎖を決断した。