ローソンは2011年2月期の連結営業利益予想を前期比5.4%増の530億円に引き上げた。従来は0.4%増とほぼ横ばいの505億円を見込んでいた。
猛暑効果やタバコ増税に伴う駆け込み需要で10年9~11月の既存店売上高がローソン単体で前年同期比3.2%増と好調に推移、高単価のデザートやパスタなどが売れたことで粗利益率も改善した。この結果、10年3~11月期の連結営業利益は計画を上回る459億円(前年同期比4.4%増)となり、第3四半期としては過去最高を記録した。
11年2月期通期で0.7%減を見込んでいたチェーン全店売上高は1.1%増の1兆6840億円に計画を見直した。加盟店からの収入と直営店売上高を合わせた営業総収入は4300億円から4390億円(6.0%減)に予想を引き上げた。直営店の減少で営業総収入は減るが、コスト負担も軽くなるため営業利益ベースではプラスとなる。
3~11月で0.6%減だった既存店売上高は、通期で0.6%増を見込む。