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多様性は常識=吉野家の採用活動「残念」―十倉経団連会長

 経団連の十倉雅和会長は9日の定例記者会見で、吉野家ホールディングス(HD)子会社が採用活動で外国籍と判断した学生の会社説明会参加を断っていたことについて「人権や多様性は世界の常識。そういうことが起きたのは残念だ」と述べた。

 吉野家HDは断った理由として、就労ビザの取得が困難で内定取り消しに至る可能性を挙げている。十倉氏は「就労ビザが取れなければ就職させられないが、それは面接の時に説明すればいい。(参加させずに)はじいてしまうのはいかがなものか」と語った。