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イオンフィナンシャル、マレーシアでデジタルバンク事業の免許取得

 イオンフィナンシャルサービスは、マレーシアでデジタルバンク事業を始める。スマートフォンアプリなどを通じて、預金・決済・融資・送金などのサービスを提供する。マレーシアでデジタルバンクのビジネスモデルを構築した後、東南アジア諸国連合(ASEAN)地域での事業展開も視野に入れる。

 4月28日、マレーシアの財務大臣からデジタルバンクの免許を取得した。イオンフィナンシャルは1996年に現地法人を設立、2007年にはマレーシア証券取引所に上場した。クレジットカードの会員数は約240万人に上り、イオングループの小売事業とのアプリ連携やポイントの共通化なども行っている。

 マレーシアでは銀行口座を持たず、預金や融資などの金融サービスを受けられない人が多い。イオンフィナンシャルでは、こうした人たちが利用できる預金や保険、少額ローンなどの金融商品・サービスを開発していく予定だ。

 技術面では、米国のフィンテック企業マネーライオン(MoneyLion)と協業し、人工知能を活用した家計管理、収支管理などのサービスを提供する。