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ウォルマート、アジア部門トップに元コカ・コーラのスコット・プライス氏

 米ウォルマート・ストアーズは9月10日、同社アジア部門の社長兼CEOにスコット・プライス氏が就任すると発表した。前任のヴィンセント・トリアス氏が中南米部門のCEOとして転出した7月以降、アジア部門CEOは空席となっている。現在は国際部門全体を統括するダグ・マクミラン氏がアジア部門のトップを兼務する形となっているが、スコット氏が着任する10月15日以降は、同氏が日本、中国、インドでの事業を統括することになる。スコット氏はウォルマートの香港オフィスに駐在、ウォルマート子会社である西友のエドワード・カレジェッスキーCEOはスコット氏の直属の部下となる。

 スコット氏は直近まで国際物流大手DHLのヨーロッパ部門CEOを務めていた。DHL時代には同社の日本法人社長も務めた。また、それ以前にはコカ・コーラに勤務し、日本、中国に駐在したこともあり、アジアでの豊富なビジネス経験を買われ、ウォルマートにスカウトされた。

 ウォルマートは現在、日本、中国、インドで約630店舗を展開、従業員はパート社員を含めて10万人を超える。