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【アホールドUSA】地方有力スーパーのユークロップスを買収

 オランダの多国籍小売業アホールドの米国持株会社、アホールドUSAは12月17日、バージニア州を地盤とするスーパーマーケット企業、ユークロップスを買収すると発表した。アホールドUSAの事業子会社、ジャイアント・カーライルが1億4000万ドル(約126億円)でユークロップスの25店舗と従業員を引き取る。

 

 ユークロップスは一族経営の非上場企業で、高付加価値商品の販売を得意とする高級スーパー。自前の食品加工工場を持ち、1990年代から調理済み食品のメニュー開発、販売を強化。食卓の悩みを解決する「ミール・ソリューション」の先進企業として全米の業界関係者に知られている。

 

 一方のジャイアント・カーライルはペンシルバニア州、バージニア州など東海岸中部4州で「ジャイアント」「マーティンズ」の店名で150店舗以上を展開している。アホールドUSAは米国のスーパーマーケット企業としてはクローガー、セーフウェイなどに次いで業界5位。ストップ&ショップ、ジャイアント・ランドーバーなどの事業会社を傘下に持ち、2008年度の売上高は218億ドル(約1兆9600億円)となっている。