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料理宅配「DiDiフード」、日本でのサービスを終了、タクシー配車に集中

DiDiフードのロゴ
5月25日で料理宅配サービスを終了する

 料理宅配サービスのDiDiフードジャパン(東京都中央区)は4月20日、日本での宅配サービスを5月25日で終了すると発表した。競争の激しい料理宅配から撤退し、タクシー配車サービスに集中する。

 DiDiフードジャパンは中国のタクシー配車サービス大手、滴滴出行(DiDi)の傘下で、日本では2020年に料理宅配サービスを開始した。愛知県や大阪市、福岡県などを対象地域として、回転寿司「スシロー」や「ケンタッキーフライドチキン」「吉野家」など外食店を中心とした加盟店の料理を宅配している。

 小売業ではローソンが21年7月、福岡市内の一部店舗でDiDiフードによる弁当や総菜などの宅配を始めていた。

 料理宅配サービスは参入が相次いだことで競争が激化しており、NTTドコモの「dデリバリー」が21年5月にサービスを終了、独デリバリーヒーローの「フードパンダ」も22年1月に日本から撤退した。