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米マックとスタバ、ロシアの店舗一時閉鎖=ウクライナ侵攻に抗議

モスクワのマック
〔写真説明〕モスクワのマクドナルド店舗=2020年1月(AFP時事)

 【ニューヨーク時事】米ファストフード大手マクドナルドは8日、ロシア国内にある全約850店舗を一時閉鎖すると発表した。米コーヒーチェーン大手スターバックスも同日、ロシアでの全事業を停止しており、現地の店舗は一時閉鎖されると明らかにした。
 両社をめぐっては、ロシアによるウクライナ侵攻後もロシアでの営業を続けているとして、批判が集中。侵攻から2週間になるのを前に、ロシアへの抗議の姿勢を明確にした形だ。
 マクドナルドのケンプチンスキー最高経営責任者(CEO)は社内向け文書で、「ウクライナで繰り広げられている人間の不必要な苦しみを無視できない」と強調。ロシアでの業務を全面停止するが、従業員約6万2000人への給与支払いは継続すると説明した。店舗の再開時期については「予測不可能だ」と述べた。
 スタバはロシア国内に約130のライセンス店舗を展開。ジョンソンCEOはロシアにいる約2000人の従業員を支援する考えを示した。
 このほか、米清涼飲料大手コカ・コーラも8日、ロシアでの事業を停止していると発表した。