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ファストリとメルカリが情報連携、権利侵害品対策などで

ユニクロのロゴ
ファーストリテイリングとメルカリは3月18日、メルカリのマーケットプレース上での権利侵害品対策などで情報連携すると発表した。2020年6月、東京都で撮影(2021年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

 ファーストリテイリングとメルカリは3月18日、メルカリのマーケットプレース上での権利侵害品対策などで情報連携すると発表した。両社は、「ユニクロ」や「GU」などファストリグループの商品が安心・安全に取り引きできる環境の構築を目指し、「マーケットプレイスの共創に関する覚書」を3月17日に結んだ。

 フリマアプリ「メルカリ」では、ユニクロが3年連続で出品・購入ともに最も多く取り引きされるブランドとなるなど、ファストリグループのさまざまな商品が流通している。両社が協力して注意喚起や権利侵害品対策を行うことで、メルカリ利用者の混乱を回避する。

 ファストリは特定の新商品の発売情報や商品情報、商品画像などをメルカリに提供する。メルカリはファストリから提供された情報に基づいて、「メルカリ」アプリ上や公式ブログで特定の新商品に関する注意喚起を行ったり、ファストリと合意した特定の商品について、出品を削除したりする。

 メルカリでは2021年1月、「安全であること」「信頼できること」「人道的であること」の3つを柱とする「マーケットプレイスの基本原則」を公表した。基本原則から逸脱する恐れがあると判断した場合は、出品者に注意喚起を行い、また、違反行為については、出品商品の削除、利用制限、アカウント削除などの対応を行う。