[ロンドン/パリ 25日 ロイター] – 欧州銀行監督機構(EBA)は25日、非接触型(コンタクトレス)決済サービスが新型コロナウイルス感染拡大防止の一助になる可能性があるとし、消費者の利用拡大を促進するよう決済サービス企業に促した。
EBAは、消費者によるコンタクトレス決済サービス利用を容易にするため、欧州連合(EU)規則で50ユーロ(54ドル)に設定されている上限額を引き上げるよう要請。さらに、不正行為防止に向け各社に義務付けている身元確認の要件を緩和する方針を示した。
コンタクトレス決済にはクレジットカードやデビットカードを専用リーダーにかざすだけの支払い、もしくは「アップルペイ」や「グーグルペイ」などのモバイル決済が含まれる。
また、すでに封鎖措置が講じられているフランスのパリでは、バス運転手を新型コロナ感染から守る目的で、バス切符をテキストメッセージで購入できる方法が導入された。