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「ドラッグストア業界ベスト8入りをめざす」(青木宏憲)

 石川県を本拠とするドラッグストアのクスリのアオキホールディングスの業績が好調だ。2018年6~11月期決算は売上高、営業利益ともに2ケタの伸び。通期でも増収増益を見込んでいる。通期の売上高計画は2570億円。10年5月期の売上高が539億円だから、計画を達成すれば9年で5倍の売上に到達することになる。

 

 さらに、20年5月期にめざすのが売上高3000億円。同社の青木宏憲社長は、「ここ数年ドラッグストア業界10位にあったが、上位2社の背中がはっきりと見えてきた。計画どおり3000億円を達成できれば、ベスト8に滑り込めるだろう」と鼻息が荒い。

 

 同社はこれまで小商圏で勝ち残れる強いフォーマットづくりに取り組んできた。現在のフォーマットは300坪型と450坪型の2つ。食品の品揃えを充実させ集客力を高める一方で、かかりつけ薬局として顧客からの信頼を得て収益につなげる――そんな店づくりに力を入れてきた。19年5月期80店舗、20年5月期88店舗の出店を計画している。(S)