[東京 25日 ロイター] – 村田製作所は25日、「3D触力覚技術」を活用したハプティクス・ソリューション技術を提供するミライセンス(本社、茨城県つくば市)を買収し、完全子会社化すると発表した。
ミライセンスは国立研究開発法人、産業技術総合研究所により世界で初めて確立された脳科学ベースのハプティクスである「錯触力覚」をベースとした「3D触力覚技術」の開発を進めている。
「3D触力覚技術」はデバイスが生じさせる様々な大きさの振動を組み合わせることで、引っ張られる、押されるなどの「力覚」、堅さや柔らかさを感じる「圧覚」、表面のさわり心地を感じる「触覚」の3つを組み合わせ、リアルな感触を実現する技術。
VR(仮想現実)や5Gによるエンターテインメント領域や医療領域などで触覚体験のニーズが高まっている。