セブン-イレブン・ジャパンは12月12日、省人化・省力化の実証実験を継続的に行う店舗をオープンした。東京都千代田区の本社近くにある「セブン-イレブン麹町駅前店」を改装し、実験店舗として運営する。
セブン-イレブンは2018年12月、NECの本社ビル内に出店した「三田国際ビル20F店」で、NECが開発した顔認証技術による入店・決済システム、AI(人工知能)を活用した発注提案などの技術について検証を続けている。
麹町駅前店でもNECが開発した技術を検証する。例えば、冷蔵庫の温度や清掃状況、コーヒーマシンのコーヒー豆の残量などのデータを自動収集することで、故障の予兆やメンテナンスのタイミングを検知したり、店内に設置したカメラで棚の状況を確認し、欠品の防止につなげたりするシステムの運用を予定する。
セブン-イレブンでは、省人化・省力化に役立つさまざまな実験を麹町駅前店で継続的に行い、フランチャイズ加盟店の負担軽減につながる技術開発を目指す。