[3日 ロイター] – 米アマゾン・ドット・コムは3日、データセンターのサーバーに使う、より強力な半導体を設計したと発表した。市場を牛耳る米インテルとアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)に挑戦を突き付ける。
これは「AWSグラビドン2」で、ソフトバンクグループ傘下の英アーム・ホールディングスの技術を用い、前の「グラビドン」と比べて処理速度が7倍速いと推定されている。
ロイターは先週、アマゾンがクラウドコンピューティングサービス部門、アマゾンウェブサービス(AWS)向けの半導体設計を目指していると報じていた。
データセンター向け半導体はクラウドコンピューティングに利用され、大きな商機として現在急速に伸びている分野。
この新型半導体により、アマゾンは利益の上がるクラウド事業でインテルとAMDへの依存を減らすことができる。
現在、サーバー向け半導体市場のシェアは、インテルが90%、AMDが残りの大半を占める。