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両部門合わせて売上高の50%を稼ぐ!フードウェイ直方店の精肉・鮮魚売場をレポート

フードウェイHDは7月11日、福岡県直方市に最新店舗「フードウェイ直方店」(直方店)をオープンした。同店は、フードウェイが強みとする生鮮食品の提案に力を入れた店舗で、とくに精肉売場と鮮魚売場は、それぞれ全体に占める売上高構成比が約25%に上るほど支持を得ている。この2つの売場を中心に、その売場づくりと特徴的な商品を写真多めでレポートする。

7月11日、福岡県直方市にオープンした「フードウェイ直方店」

話題のNSC内に出店
広域集客を図る

 直方店がオープンしたのは、JR筑豊本線「直方」駅から南東へ約3km。直方市に本拠を置く米菓の製造・販売事業者であるもち吉が開発した近隣型ショッピングセンター(NSC)「もちだんご村MALL」の一角に出店している。同NSCにはホームセンターのカインズ(埼玉県)の福岡県2号店も開業したことから、わざわざ隣の北九州市からクルマで訪れる人も多いほど注目を集めている。

 直方店の周辺は、フードウェイの既存店と比較して人口が少ない。しかしNSCの集客効果も見込んで、同店では商圏をクルマで約20分と広域に設定し、遠方からもわざわざ来店したくなる店づくりをすることで売上獲得を図る。

生鮮4部門の
売上高構成比は驚異の7割超

 直方店の売場面積は約580坪と、同社でも五指に入る大きさだ。取り扱いSKU数は約1万2000と幅広い品揃えを提供する。

 注目するべきは、生鮮食品とこだわり商品の専門性を追求している点だ。なかでも精肉部門と鮮魚部門は、それぞれ全体に占める売上高構成比が約25%と、絶大な支持を得ている。フードウェイは、総菜を含む生鮮4部門の売上高構成比が約65%と、生鮮強化型の売場づくりを特徴としており、直方店では約70%に上るという。

餃子やソーセージを
お客の目の前で手作り!

大胆に大きく対面式コーナーを設けた精肉売場

 では、精肉部門と鮮魚部門の売場づくりを見ていこう。
 精肉部門は、「お肉の専門店 牛蔵(うしくら)」を掲げ、出身母体であり精肉専門店事業も展開するフードウェイグループの強みを生かし、専門店のような売場を構築している。

 とくに目を引くのが、精肉売場の広い対面売場だ。佐賀牛や熊本県産の「味彩(あじさい)牛」といった銘柄肉から国産肉、輸入肉、ホルモンなどを、接客でおすすめの部位や調理法を伝えながら、量り売りする。

 対面売場ではすぐ近くに作業場が設置され、目の前で生ソーセージや生ギョーザを加工する様子を見せて、鮮度感やワクワク感を訴求する工夫も見られる。

対面売場ではすぐ近くに作業場が設置している
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