即食・簡便対応強化したマルエツの新店「千歳船橋店」の売場をレポート!

取材・文:阿波 岳 (ダイヤモンド・チェーンストア 編集記者)
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マルエツ千歳船橋店外観

マルエツ千歳船橋店

〒156-0055 東京都世田谷区船橋1-9-21
電話番号:03-3420-8008
小田急電鉄小田原線「千歳船橋」駅から徒歩1分

見どころ

▶アウトパックとインストアを組み合わせた総菜売場
▶肉質のよい「優夢牛セレクト」を揃えた精肉売場
▶店内製造の鮮魚寿司「魚悦」を展開する鮮魚売場

 マルエツ(東京都/本間正治社長)は5月30日、東京都世田谷区に「マルエツ千歳船橋店」(以下、千歳船橋店)をオープンした。世田谷区内への出店は4店舗目となる。

本間正治社長
本間正治社長
「駅利用の単身層向けに簡便商材を強化すると同時に、周辺住宅街の生鮮素材へのニーズにも応えられる売場をめざした」

 同店は、小田急電鉄小田原線「千歳船橋」駅北口から70mの至近に位置する。店舗周辺は戸建てや低層マンションが立ち並ぶ住宅街で、半径500m以内には、8536世帯/1万6032人が居住する。世田谷区平均と比較して単身世帯の比率がやや高く、年齢別人口構成比では20~39歳の若年層の割合が大きい。

 競合店は、東へ約100mに「Odakyu OX千歳船橋店」、南へ約150mに「オオゼキ千歳船橋店」がある。一方、自社店舗は南へ約3.5㎞に「二子玉川店」、南東へ約4㎞に「真中店」がある。

 建物は3層構造で、1階は総菜、酒類、飲料、冷凍食品を中心とした即食簡便ゾーン、2階は生鮮3品、加工食品、日用品などで構成する。2階の一部と3階には医療系のテナントが入居する。売場面積は約936㎡とマルエツの2層構造の店舗としてはやや大きく、9030SKUを扱う。

 1階の総菜売場では、アウトパック商品とインストア商品を組み合わせることで、店内作業の負荷を抑えつつ品揃えを充実させている。このうちアウトパック商品は、米飯類のオリジナルブランド「まいごころ」と、おかず系オリジナルブランドの「うまごころ」の商品を中心に揃える。

 一方で、インストア商品では、

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取材・文

阿波 岳 / ダイヤモンド・チェーンストア 編集記者

大学卒業後、社会の荒波にもまれる日々を経験。そこで書籍や会報誌の編集に携わるうちに、メディア事業への興味が芽生え、今に至る。
趣味は喫茶店巡りと散歩。喫茶店での一杯のコーヒーや、街角の散策を生きがいとしている。
これまで全都道府県を制覇するという小さな目標を達成した。何かを極めたり、制覇したりすることには、なぜか人一倍の熱意を注いでいる。
最近の悩みは、ここ数年で増えた体重との戦い。健康の大切さを意識しつつも、喫茶店のコーヒーに合わせたスイーツや、ランチの大盛りがやめられない。今日もまた元気に「大盛で!」と注文しつつ、明日こそ控えめにしようと心に誓っている。

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