2位 マックスバリュ おゆみ野店
授賞理由
●大胆なレイアウトで斬新な店舗
●ビジュアルマーチャンダイジングが素晴らしい
●総菜の量り売りの種類が多く選ぶのが楽しくなる
●従業員と対面式で買物ができるのは、今どき珍しくて楽しい
●コロナ禍でも、元気がもらえるようなSMだ
●制服が一新されイメージアップにつながっている
●店の内外に休憩スペースがあり、ゆっくり買物ができる
目標年商40億をめざす「買物体験型スーパーマーケット」
2位に選ばれたのは、ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス(東京都/藤田元宏社長:以下、U.S.M.H)傘下のマックスバリュ関東(東京都/島田諭社長)が「買物体験型スーパーマーケット」の1号店として大改装した「マックスバリュおゆみ野店」だ。
同社はこの数年、既存店の活性化に注力し、直近2期(2019~20年2月期)の決算では増収・営業増益を達成した。この成長を軌道に乗せるべく推進しているのが、次代の成長を担う新フォーマットの構築で、その1号店に選ばれたのがいちばんの繁盛店であるおゆみ野店だ。
同店では、①滞在時間を楽しむS M、②五感を刺激するSM、③自分好みのSM、④買物以外の目的のあるSM、の4つをテーマに掲げ、新フォーマットの構築に取り組んでいる。
具体的には、商品のシズル感なども楽しみながら店内に滞在してもらうため、農産・水産売場で対面売場を新たに導入し、お客が従業員との会話を通じて買物を楽しめるようにした。総菜売場では、農産や水産で扱う新鮮な素材を使った商品を新たにラインアップ。ガラス張りの対面売場で、調理のライブ感もアピールしている。
また、デジタル活用によりショートタイムショッピングのニーズにも対応。お客が商品のバーコードをスキャンし、レジに並ぶことなく精算できるU.S.M.H開発の専用アプリ「Scan&Go(スキャンアンドゴー)」も導入した。
同店は、改装後2年ほどかけて年商40億円を達成したい考えだ。
3位 ビオラル 丸井吉祥寺店
授賞理由
●小型店舗だが、品揃えも十分満たしており、ふだん使い可能なオーガニックストアを体現できている
●狭小店舗ながら健康・自然・オーガニックなどのこだわり商品の品揃えが素晴らしい
●オーガニックのオリジナル商品、ナッツの量り売りなどたくさんのチャレンジがあり、ワクワクするお店
●コロナ禍のニーズとマッチしている
●これまでの自然派SMと比べ低価格を実現している
ライフの自然派SM首都圏1号店
3位入賞は、ライフコーポレーション(大阪府/岩崎高治社長:以下、ライフ)の「ビオラル丸井吉祥寺店」だ。
「ビオラル」は「オーガニック」「ローカル」「ヘルシー」「サスティナビリティー」をコンセプトに掲げるライフの自然派SMだ。16年に1号店の「靭うつぼ店」(大阪府大阪市)をオープン。丸井吉祥寺店はそれから約4年半を経て出店した2号店で、首都圏では初の店舗となる。
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