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壱番屋、インドでカレー店を初出店、本場でカレーライスの普及に挑戦

壱番屋がインドでカレー店を初出店
カレーソースは日本から輸入し、ライスはジャポニカ米を使用する

 壱番屋は8月3日、インドで「カレーハウスCoCo壱番屋」を初出店した。カレーの本場で、日本風カレーライスの普及に挑戦する。

 壱番屋は2019年6月、三井物産子会社のアジア・大洋州三井物産(シンガポール)と合弁会社を設立し、今春のオープンを目指して準備を進めてきた。新型コロナウイルスの感染拡大でオープンを延期していたが、周辺の店舗が徐々に営業を再開していることなどから、開業に踏み切った。

 1号店は首都ニューデリー郊外のハリヤナ州グルグラムにあるオフィスと商業の複合施設「サイバーハブ」内に出店した。店舗面積は169平方メートル、座席数は60席だが、当面は座席数を半分に減らして営業する。

 日本式のカレーライスをベースに約40種類のカレーを用意するが、現地の食習慣を考慮して、牛肉と豚肉は使用せず、鶏肉とヤギ肉を使う。またベジタリアン用のメニューも用意する。客単価は550ルピー(約770円)を想定する。

 インドでは直営とフランチャイズ方式で店舗を増やしていく計画だが、新型コロナの収束が見通せないため、現時点で2号店以降の出店は未定となっている。インドでの1号店オープンによって、CoCo壱番屋の海外店舗数は12カ国・地域で186店舗となった。