クリエイトSDホールディングス(神奈川県/廣瀨泰三社長)は1月26日、千葉県市原市に「クリエイトSD市原牛久店」を開業した。同社が展開する店舗の中でもルーラルな立地で、生鮮をフルラインで揃えるフード&ドラッグとしてオープンした同店。生鮮を中心に、食品の売場づくりを詳しく調査した。
調査日:2024年2月14・17日、文中の価格は税抜価格
生鮮3品をフル導入!目玉は青果売場
市原牛久店はクリエイトSDの千葉県内64店舗目、市原市内5店舗目の店として、1月26日に開業した。位置するのは東京湾に臨む市原市中心部から南へ13㎞ほど離れた内陸部、小湊鉄道線「上総牛久」駅から徒歩8分の場所である。
市原牛久店の売場面積は約400坪(歩測)。そのサイズも売場配置も、クリエイトSDの標準スタイルをほぼ踏襲したものである。食品売場は約180坪(歩測)で全体の約45%を占め、クリエイトSDが近年出店を拡大している食品強化型フォーマットである。
食品売場の部門別スペース構成比は生鮮9%、日配13%、加工食品18%、酒類10%、飲料11%となっている。このほか菓子(18%)と催事(21%)のウエートが高いのが特徴的で、とくに催事については場所が固定されており力を入れているようだ。
まずは生鮮から見ていこう。生鮮は売場正面部の壁面沿いを中心に、日配とほぼ一体化したかたちで配置している。
導入となる青果は
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