本特集ではここまで、非食品強化を実践する先進的な食品スーパー(SM)の取り組みをレポートしてきたが、実際のところ、SM企業は自社の非食品部門をどのようにとらえているのだろうか。主要SMにアンケート調査を実施し、SM企業の非食品部門に対する意識を探ってみたい。
回答企業(五十音順):いちやまマート、エムアイフードスタイル、オーケー、オギノ、カスミ、デリシア、東急ストア、東武ストア、原信ナルスオペレーションサービス、バロー、ハローデイ、フレスタホールディングス、フレッセイ、マックスバリュ西日本、丸久、ユニバース、ヨーク、ライフコーポレーション
今回のアンケート調査では、主要SM18社から回答を得た。回答を見ていくと、自社の日用雑貨・非食品部門の方針について聞いた設問❶では、「強化している」と答えた企業は7社、「現状維持」は4社、「売場あるいは取り組みは縮小傾向にある」と回答した企業は7社だった。
同設問では、自由記述で回答の理由についても聞いている。「強化している」と答えた企業の1社は、「店格や出店エリア、ワンストップショッピングの観点から(非食品部門を)極端に縮小させていない」と回答している。自店や商圏環境、お客の利便性などを総合的に考慮し、やや消極的ではあるが非食品の強化に取り組んでいることが窺える。
「強化している」と答えた別のもう1社は、非食品強化の理由について
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