CC ウォーター ゴールドシリーズ
「CC ウォーターゴールド」から発売簡便性と品質の両方を追求
選評
巣ごもり需要で、広がるユーザー層
プロスタッフは、同社のガラス系コーティングの「CCウォーターゴールドシリーズ」から、2020年春、「CCウォーターゴールド ウェットクロス」と「CCウォーターゴールド タイヤコーティング」を発売した。
今回のヒット商品では、「CCウォーターゴールドシリーズ」が受賞した。消臭剤部門でプロスタッフの「ズバッと除菌シリーズ」が受賞しており、同社からは今年のヒット商品に2つが選ばれた。
「CCウォーターゴールド」は14年の発売だが、従来品の「CCウォーター」を含めて、ウォーター系コーティング市場をけん引してきたブランドだ。ワックス市場は、ガソリンスタンドの洗車機の普及や、クルマのコーティング性能のアップもあって伸び悩んできた。そうしたなか、作業性が格段に向上したウォーター系コーティングの登場は、「CCウォーターゴールド」をはじめ市場を大きく活性化させた。そこから派生した「CCウォーターゴールド ウェットクロス」は、汚れ落としとコーティング機能を両立した商品である。また、タイヤに塗るだけで濡れたような深い艶と保護効果が得られる「CCウォーターゴールドタイヤコーティング」もこだわり派ユーザーを中心に支持されている。コロナ禍による在宅時間増で、普段洗車を行わない層が洗車・ワックスをしようとしたことなどを背景に洗車用品市場も伸びている。
CCウォーターゴールドはボディ以外にも使用できるが、アンケートに『スマホや液晶ディスプレー清掃にも使える』と回答したホームセンターもあった。そうした汎用性の高さも消費者から支持を集めた要因と思われる。
アンケート結果
高い「CCウォーターゴールド」ブランドの評価
「ブランド力」は、これまでウォーター系コーティング市場をけん引してきた「CCウォーターゴールドシリーズ」の認知度によるところが大きい。
「新規機能性」は、「CCウォーターゴールド ウェットクロス」の場合、コーティング被膜へのやさしさを追求したマイクロファイバー100%使用。虫・鳥のフン汚れなどをサッと拭くだけで簡単に除去。劣化したコーティング被膜を保護成分が形成し、コーティング効果を持続させるなどの品質が高い評価となっている。
「売場提案」が高い評価となったのは、同社が用意した販促ツールだけでなく、「CCウォーターシリーズ」全体の販売が伸張したためだ。実際のアンケートからも、ウォーター系コーティングが伸びたと回答したホームセンターもあった。
マーケット& プロダクト
仕上がりだけでなく、作業性も追求し、息の長いヒット商品に成長
以前は固形の油性ワックスが中心だった国内のカーワックス市場だが、10年ほど前に転換期を迎え、徐々にウォーター系コーティングへとシフトしていった。こうした時代背景のもと、同社では前身となる「CCウォーター」を発売。その後、上位モデルの「CCウォーターゴールド」を開発し、関連商品などのシリーズラインアップとともに充実を図ってきた。
商品の特徴としては、洗車後の濡れたボディーにスプレーして拭くだけで本格的なコーティング効果が得られる手軽さが最大の魅力。さらに浸透力の高いコーティング成分のガラス系ナノコロイドに、ガラス系濃艶プレミアム成分を配合しており、今までにない深い艶と透明感あふれる輝きが特徴。さらに、繰り返し使用することでより厚く硬いガラス系被膜になり、艶がますます深まっていく。
濡れた状態のボディーにも乾いた状態のドライ施工も可能。手洗い洗車した後や、ガソリンスタンドの洗車機で洗った後でも、最後の拭き上げのときにひと吹きして拭くだけ。ドライ施工をした場合は、艶・撥水・耐久性などの性能を最大に引き出すことができる。
またボディー以外に窓ガラス、ヘッドライト、ホイール、メッキ部分、車内のダッシュボードにも使用できるという便利さも魅力の商品だ。
メーカー( 担当者) のコメント
クルマの手入れに初チャレンジするビギナー層にもお薦め
従来のカーコーティングの仕上がりは、どうしても作業する人の技術に負う部分が大きく、コーティング作業は難しいというイメージがありました。それに対して、“作業者を選ばない”本格的なコーティング製品をめざして開発されたのが、「CCウォーターゴールド」です。
当社としても満足できる商品として発売した結果、実際に使用した方に圧倒的な効果や、作業性のよさを実感していただくことができ、人気につながっています。カービューが主催するSNSサイト「みんカラ」のパーツオブザイヤーのカーケア・コート剤(液体)部門でランキング大賞を連続受賞中です。それまで使用していた他製品からの乗り替え需要に加え、新規ユーザーも着実に増えています。
20年はコロナの影響でカー用品も苦戦するとみていましたが、家庭で過ごす時間をクルマの手入れに回す人が増えたせいか、逆にこれまでのカーマニア層以外のユーザー層が広がっており、ビギナー層の問い合わせが増えています。効果と使いやすさについては自信がありますので、カーケアのエントリーモデルとしてもお薦めしていきたいと考えています。
(広報課 寺西亮氏)