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ミシュランシェフ監修商品も!素材、総菜強化のイオンリテール冷食戦略

DCS231215特集 大

総合スーパー(GMS)の「イオン」などを運営するイオンリテール(千葉県/井出武美社長)は、近年市場が拡大する冷凍食品を重点カテゴリーの1つに据える。なかでも需要の多い簡便商品の開発や、同社が展開する冷凍食品専門店「@FROZEN(アットフローズン)」の成功事例の水平展開に注力している。

ミールキットが好調、名店シェフ監修商品も

 コロナ禍の外出制限に伴い外食が減り、内食が増加した影響を受けて、冷凍食品の売上は伸長傾向にある。そんななかイオンリテールでは冷凍食品売場の拡大を進めており、拡大後は冷凍食品の売上高が15%以上伸長した店舗もある。

「イオン与野店」(埼玉県さいたま市)

 好調な冷凍食品のなかでも、女性の社会進出などを背景に簡便商品の人気が高まっていることから、イオンリテールは冷凍食品の商品政策(MD)に「簡便」訴求を軸に据えている。

イオンリテールの食品本部デイリーフーズ商品部長の青木郁雄氏

 具体的には、イオン(千葉県/吉田昭夫社長)グループのプライベートブランド(PB)「トップバリュ」からシリーズ展開している冷凍ミールキット「CooKit」(クッキット)の販売を強化している。2019年に販売を開始した同シリーズは現在、「海老とブロッコリーの中華あん炒め」をはじめ6品目(すべて税別598円)をラインアップし、売上は19年度比約150%で推移している。

 本格志向の冷凍ミールキットも展開する。23年2月には

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