マルサンアイの植物性ヨーグルト売上No.1※ブランド「豆乳グルト」は、お通じを改善する機能が認められ機能性表示食品を取得。テレビCMやブランドサイト、店頭で機能を訴求し、植物性ヨーグルトの市場拡大に貢献する。
「お通じを改善する」機能で消費者庁に届出・受理
味噌や豆乳などの大豆製品を中心とした食品の開発・販売を行うマルサンアイ。現在は各種豆乳製品に加えアーモンドミルクやオーツミルクなど、さまざまな植物性ミルク商品を展開している。同社の「豆乳グルト」は大容量植物性ヨーグルトの先駆けとして、2010年に発売された同カテゴリーを代表するブランドだ。
原材料は豆乳のみで増粘剤や香料、甘味料、ゼラチンなどの添加物は不使用。牛乳のヨーグルトと比較すると炭水化物が少なく、コレステロール0で大豆イソフラボンも摂取できるといった特長も持ち合わせている。
また「豆乳グルト」は、長野県木曽地方の伝統発酵漬物である「すんき漬け」から発見された植物由来の乳酸菌「TUA4408L」を使用している。同乳酸菌が作り出した粘りにより、とろりとなめらかな舌ざわりを実現。「豆乳グルト」に含まれる大豆イソフラボンは、「TUA4408L」の力により通常の大豆イソフラボンよりも腸内で吸収されやすいかたちに変換されている。
「豆乳グルト」は植物性ヨーグルト売上No.1※ブランドとして、11年連続で売上を拡大してきた。同品最大の特長である乳酸菌「TUA4408L」の働きについては発売当初から論文等を発表してきたが、昨今の健康志向の高まりから、よりユーザーに訴求しやすいかたちとして、機能性表示食品の取得をめざし、数年前から臨床試験を重ねた。
植物由来の乳酸菌による機能性表示の取得は前例がなかったことから時間はかかったが、「お通じを改善する」機能に関して消費者庁に届出し、正式に受理。「お通じを改善する」というヘルスクレームを掲げた機能性表示食品として3月1日、「豆乳グルト」のリニューアル発売に至った。
濃厚な味わいで人気「国産大豆の豆乳グルト」
一方、国産大豆の豆乳を植物由来の乳酸菌「TUA4408L」で発酵させた「国産大豆の豆乳使用 豆乳グルト」も好調に推移している。同品は通常の「豆乳グルト」よりも大豆固形分が高く、濃厚でリッチな味わいが特長。通常の「豆乳グルト」のメーンユーザーは40~50代の主婦層だが、同品は、国産大豆使用という安心感も影響し、ユーザーの年代層が若干高めで男性のユーザーも多い。今期はリニューアルした「豆乳グルト」「国産大豆の豆乳使用 豆乳グルト」の2アイテム合計で前年比6.3%増をめざしている。
「豆乳グルト」が機能性表示食品を取得したことでプロモーションを強化する。イメージキャラクターの伊原六花さんを起用した新テレビCMを制作したほか、ブランドサイトのデザインも一新し、臨床試験の結果や「豆乳グルト」が持つ健康面でのメリット、アレンジレシピ等を紹介している。
さらに新規ユーザーの獲得をめざして腸活アプリ「ウンログ」とのタイアップによる「10,000人トライアルキャンペーン」を4月1日より実施した。店頭用として健康機能を訴求する販促ツールも準備している。
マルサンアイでは機能性表示食品を取得した「豆乳グルト」、国産大豆ならではの高級感や安心感を訴求する「国産大豆の豆乳使用 豆乳グルト」の2アイテムをそろえることで、植物性ヨーグルト市場の活性化に貢献していきたいとしている。
※インテージSRI+植物性ヨーグルトカテゴリー(2018 年11 月~ 2021 年10 月累計販売金額)