メニュー

勢力図はよりカオスに!? 「リテールメディア」相関図2025

 2023年頃から、国内の小売業界でも取り組みが本格化し始めた「リテールメディア」。小売各社は、リアル店舗やアプリなどの顧客接点を「メディア」と位置づけ、広告配信などによる新たな収益源の確立に乗り出している。

 市場の急拡大に伴い、広告代理店やIT・通信、メディア関連企業など、業種の垣根を越えたプレーヤーが続々と参入し、市場は依然として活況を呈している。

国内におけるリテールメディアの先進企業として注目されているファミリーマート

 国内におけるリテールメディアの先進企業として注目されているのがファミリーマートだ。20年には親会社の伊藤忠商事をはじめ、NTTドコモ、サイバーエージェントと共同でデータ分析と広告配信を手掛けるデータ・ワンを設立。

 アプリやデジタルサイネージを通じた広告配信の効果を可視化する基盤を整えた。翌21年には、サイネージコンテンツの制作・配信を担うゲート・ワンを伊藤忠商事と立ち上げ、サイネージの活用を本格化している。

 「ドン・キホーテ」などを展開するパン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(PPIH)も存在感を強めている。同社は23年、博報堂とともに、

・・・この記事は有料会員向けです。
続きをご覧の方はこちらのリンクからログインの上閲覧ください。
モバイルバージョンを終了