イオン(本社千葉県/岡田元也社長)、NTT西日本グループ(西日本電信電話=本社大阪市/大竹伸一社長、他グループ各社)、シャープ(本社大阪市/山幹雄社長)の3者は共同で、タブレット端末を活用して家族間コミュニケーションを促進する新しいサービス「A touch Ru*Run」の提供を3月12日より開始する。
この事業は昨年2月、3者の協業に加えて、女性マーケティング・企画事業会社であるハーストーリィプラス(本社広島県/佐藤緑社長)の協力を得ながら事業化の検討をスタートしたもの。背景には、特に震災以降、タブレット端末や、携帯電話、パソコンを活用し、これまで以上にコミュニケーションを図ろうとする家族が増えていることがある。
こうした中、ITツールによる家族のコミュニケーションを促進し、その中に三社のサービスを組みこんでいく狙い。イオンからは「イオンネットスーパー」や電子マネー決済などのオンラインショッピングサービスを、NTT西日本グループからは親子の安心コミュニケーションツールや家族のスケジューラーなど、楽しみながら家族の絆を深める「くらしフルサービス」および、操作の不慣れな人に対する「サポートサービス」を、シャープからはタブレット端末やソフト更新、広告配信アプリおよび電子コンテンツストアサービスを提供する。
手始めに、イオンのネットショップ「aeonshop.com」でタブレット端末の提供を開始し、以降、関東・広島エリアのイオン店頭での展開を皮きりに順次全国展開をはかり、2013年度中には30万台の普及を目指す。