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【日本サムスン】液晶一体型クラウド端末一気に5モデルを発売

 日本サムスン(本社東京/尹晋赫社長)は2 月20 日、液晶一体型・省スペース・省電力設計で、運用簡便性・低消費電力・環境性能に優れたゼロクライアント「サムスン・クラウドディスプレイ」5モデルを発売した。従来の機種と併せ、全7モデルをラインアップし、拡大するクラウド端末需要に対応する。

 

 発売の背景は、2011年3月の東日本大震災を契機に、「事業継続性」や「災害対策」が課題として浮上し、さらに、企業の内部統制強化の流れの中で、情報漏えいや個人情報流出による被害に対しても抜本的な対策が求められている状況がある。こうした中、パソコン端末のクラウド・仮想化が注目を集めている。

 

 IT 専門調査会社IDCJapan によれば、2011年の国内法人向けクライアントの仮想化率は16.5%で、毎年30%の成長を見せ、このままいけば2015年には38.4%に達すると予測されている。この中、液晶ディスプレイで世界シェア首位の同社は、“サムスン・クラウドディスプレイ”を全面的に打ち出し、液晶一体型クラウド端末の普及拡大を図る構想だ。 

 

クラウド化に向けて、液晶一体型クラウド端末の普及拡大をめざすサムスン。