「明治ブルガリアヨーグルト」は、朝食需要の拡大に加え、大阪・関西万博での露出効果により、好調に推移。さらにディズニーデザインパッケージの投入や、「裏ブルガリアレシピ」施策など、話題性のあるプロモーションを展開し、継続的な成長を実現している。下期に向けてもターゲットごとのニーズに対応したプロモーションを展開し、ブランドの価値向上を図っていく。
この記事のキーポイント
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ヨーグルトに納豆!? 裏レシピがSNSで話題
米の価格高騰を受け、主食の代替としてプレーンヨーグルトが注目を集めてい る。「明治ブルガリアヨーグルト」も朝食需要の拡大に加え、大阪・関西万博での露出効果により、2025年第一四半期は対前年比9%増と好調に推移した。
4月からは、「明治ブルガリアヨーグルト」を支える“中の人”(社員)に焦点をあてたプロモーションを展開。明治グループ全社員を対象に、ヨーグルトを使った自分だけのオリジナルレシピを募集した結果、100件を超えるレシピが寄せられた。そのなかから14のレシピを選定し、「中の人の裏ブルガリアレシピ」としてSNSで発信。裏レシピ専用サイト
も開設した。
裏レシピには、生卵を加える「TKY」や、片栗粉を加えて加熱する「ヨーグルトもち」、納豆と削り節を混ぜた「発酵のトライアングル」など、朝食にも適したレシピが紹介されている。裏レシピはメディアでも取り上げられるなど、若年層を中心に話題を集めている。
下期以降も裏レシピのブラッシュアップを進め、SNSを通じた継続的な情報発信により、若年層の喫食機会拡大を図る方針だ。
商品施策としては、6月下旬より期間限定でディズニーデザインパッケージを投入。複数商品を並べるとキャラクター達の楽しい食卓風景が完成する仕様に加え、「明治ブルガリアヨーグルト」のサウンドロゴを楽譜として掲載するなど、遊び心のある仕掛けを施している。あわせて豪華賞品が当たるキャンペーンも実施中。毎年好評のこの限定パッケージは、夏の朝食需要を喚起する施策として定着している。
さらに日清シスコとコラボレーションを実施。「シスコーン」と「明治ブルガリアヨーグルト」を組み合わせた“ヨーグルトアート”を提案。ヨーグルトにシリアル、フルーツ、お菓子などをトッピングすることで、親子で楽しみながら朝食をつくるという新たな食体験を提供する。両商品のパッケージには専用特設サイトに誘導する二次元コードを掲載し、興味喚起を図っていく。
「あじわい芳醇」シリーズがテレビ番組で評価され認知拡大
また、ヨーグルトのコアユーザーに向けては、ブルガリアに伝統として受け継がれているなめらかで濃厚な自家製ヨーグルトをテーマとした「明治ブルガリアヨーグルトLB81プレーンHOMEMADESTORY」を提案。25年下期はターゲット向けのイベントなどを通じ、さらなる認知拡大をめざす。
加えて、25年1月に発売した「明治ブルガリアヨーグルト あじわい芳醇」シリーズも好調に推移。乳脂肪分5%の濃厚なヨーグルトをベースにしたコクのある味わいが、テレビ番組で評価されたことを契機に一気に認知が拡大。今後も季節に合わせてフレーバーを変更して展開する。
「明治ブルガリアヨーグルト」は、今後もターゲット層に合わせた多面的なプロモーションを展開し、ヨーグルト市場全体の活性化を図っていく。