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明治「ホルン」25周年、手づくり感のある本格洋菓子ショコラ

明治の「ホルン」はU字型のラングドシャに軽いホイップショコラを組み合わせた上質な味わいで、30・40代女性の支持を集めてきた。近年は期間限定フレーバーの展開にも力を入れており、本格品質のチョコスナックとして独自のポジションを確立している。
※1998年9月に発売されました

U字型のラングドシャとホイップチョコの組み合わせ

 明治「ホルン」の発売は1998年。90年代後半から2000年代前半は菓子カテゴリーの新製品全盛といえる時代であり、「ホルン」も96年発売の「ガルボ」に続く新機軸のチョコスナックとして投入された。

 同社は「きのこの山」「たけのこの里」「プッカ」など子供をメーンターゲットとしたロングセラーのチョコスナックブランドを多く有しているが、「ホルン」は発売以来一貫して大人をメーンターゲットに据えている。発売時は人気ロックバンドを起用した華やかなテレビCMやキャンペーン等の効果もあり、一気に定番商品としての地位を確立した。

 「ホルン」の特長はU字型のラングドシャに軽いホイップショコラを組み合わた独特の食感と上質な味わいにある。たっぷりのチョコレートを挟むため、U字に折り曲げ成形した繊細なつくりのラングドシャ生地は一つ一つの原材料を混ぜて薄く成形した後、上下から熱を加えることで絶妙な焼き加減を実現。近年のオートメーション化とは逆行した、洋菓子店のハンドメイドのような丁寧な工程を25年間変わらずに守っている。

サクッとしたラングドシャとふんわりしたホイップショコラの独特な食感の組み合わせで人気の「ホルン」。定番の「ミルクショコラ」「薫る抹茶」のほか、季節限定品も展開する

 また一般的にラングドシャを使用したチョコスナックは通常のチョコレートを使用しているが、「ホルン」では軽やかなホイップショコラを採用。エアレーションしたチョコレートを挟み込むことで、たっぷりしたチョコ感を保ちつつもラングドシャとの一体感を実現している。「ホルン」は25年の歴史の中で、時代に合わせブラッシュアップされてきたが、軽い歯触りのラングドシャにふんわりとしたホイップショコラ、サイドのチョコレートコーティングという組み合わせは現在まで変わることがなく、上質な大人向けのチョコスナックとして他の商品との差別化に成功している。

 また発売時のパッケージは白ベースに濃い青をアクセントにした横型の箱タイプだったが、現在は縦型に変更し、ホイップしたチョコレートのおいしさを全面に押し出したデザインへ生まれ変わっている。

発売時から現在に至るまでの「ホルン」シリーズのパッケージ変遷

ミルクティーやほうじ茶ラテなど
期間限定フレーバーも人気

 「ホルン」ブランドでは、現在ホイップチョコレートにベネズエラ産カカオ豆を使用した「ミルクショコラ」と抹茶仕立てのホイップショコラを包み込んだ「薫る抹茶」の2アイテムを展開している。

 メーンの購入層は30代から40代の女性。同社の「ガルボ」と同じ属性が多く手に取っているが、ポケットパックやパウチタイプの「ガルボ」がオンタイムにちょっと摘まむ感覚であるのに対し、「ホルン」は仕事や家事の合間、ティータイムなど、束の間のオフタイムに食べたいスイーツとして人気を集めている。

 また、近年は季節に合わせた期間限定品の展開にも力を入れている。22年は紅茶のラングドシャに紅茶のホイップショコラを詰め、サイドをミルクチョコレートでコーティングした「ミルクティー」、プレーンラングドシャでヘーゼルナッツのホイップショコラを挟んだ「ヘーゼルホワイト」、23年1月はプレーンラングドシャで宇治ほうじ茶を使用したホイップショコラを挟んだ「ほうじ茶ラテ」を発売し好評を得た。今夏6月にも新フレーバーの展開を予定している。

 明治では「ホルン」ブランド25周年を記念して、店頭での露出を高めるほかSNSを中心としたマーケティング施策も実施し、シリーズ品の売上拡大とチョコスナック市場の活性化に貢献したいとしている。